Lecture「バローチスターンのブラーフイー文学」

日時
2023年1月17日

Liaquat Ali(University of Balochistan, 東京大学外国人研究員)を講師に迎え、ブラーフイー語とブラーフイー文学について講演いただいた。

成果

2023年1月17日(火)に Liaquat Ali 博士(Associate Professor, Department of Brahui, University of
Balochistan,
東京大学大学院人文社会系研究科外国人研究員)を講師に迎えて、大阪大学人文学研究科もみじラウンジで研究会「バローチスターンのブラーフイー文学」を開催した。参加者は25名。
ブラーフイー語話者に特有の習俗の紹介からはじまり、ドラヴィダ語族最北の言語であるブラーフイー語とクルフ語やタミル語など他のドラヴィダ語族言語の語彙との類似性を実際の語彙の比較によって示された。また、ブラーフイー文学の古典文学の特徴と現代文学の主要なジャンルとその内容が紹介された。
ブラーフイー語の話されるパキスタン、イラン、アフガニスタンの国境地帯は調査が困難な地域のため、言語や文学について多くは知られていないが、自身がブラーフイー語話者である講師のLiaquat
Ali博士によって、日本で初めて体系的な紹介が行われた。

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